京アニ事件遺族ら「安堵」 治療の医師「彼の言葉で…」 死刑確定へ

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事件前、防犯カメラに映る青葉真司被告=2019年7月16日午後2時ごろ、京都府宇治市、住民提供

「人命の尊さを全く顧みず、36人の生命を奪い、34人を死の危険にさらした罪責は極めて重い」――。極刑を言い渡された日から約1年。京都アニメーション放火殺人事件の青葉真司被告(46)が27日、控訴を自ら取り下げた。死刑判決が確定する。突然の知らせに、家族や友を失った人からは戸惑いの声も上がった。

「青葉被告が控訴を取り下げた」。事件で京アニ社員だった家族を亡くした男性には28日午後3時半ごろ、検察から電話があったという。

「今は安堵(あんど)している。一番重い刑が確定すれば、亡くなった家族は納得してくれると思う」と語った。

入社したばかりだった孫の大…

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2019年7月18日、京都市の京都アニメーション第1スタジオが放火され、36人が死亡しました。京都地裁は2024年、青葉真司被告に死刑判決を言い渡しました。関連ニュースをお伝えします。[もっと見る]

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